SHINSHIRYOKU
2015.12.23

こんにちは!“ポテチはうすしお派”の活鰻事業部・籾木です。
さて、皆さんはこのような交差点で右折の信号待ちをしている時、
右側から突如、大型トラックが現れ、ギリギリですれ違い
「さすがプロだね〜!」と思った経験はありませんか?
当社にもうなぎを運ぶトラック運転のプロがたくさんいます。
当然と言えば当然かも知れませんが、トラックドライバーは
運転が上手です( ´ ▽ ` )ノ
では、なぜ運転が上手いのでしょうか?
慣れているから? まぁ、そうなんですけど(^^;;
ドライバーはまず、運転に慣れる前に「深視力(しんしりょく)」
というモノを鍛えます。
☆念の為に申し上げておきますが、決して「紳士力」を鍛える
訳ではございません( ̄^ ̄)ゞ
では、この深視力とは何ぞや(・・)?という事になりますが…
一般的な視力とは少し違い、モノとモノとの遠近感覚の「判断能力」
の事です。
ちょっと難しいですね(^^;;
例えば、下の写真でいうと自分のトラックミラーと隣のトラックミラー
との間隔がいったい何㎝あるのかを実際目で見て把握するのが深視力。
(この場合、あと15㎝くらい余裕があります)

車をバックする際には、トラックの最後尾(約10m後方)とターミナル
(トラックの箱部分を着ける場所)との間隔が何㎝あるか?を目で見て
判断しています。
運転席から見るとこんな感じ↓

この状況であと何㎝で接触するか?という判断をします。
(この状況ではあと20㎝くらい)
さらに、車庫入れの際は、自分のトラック左後方部分と隣のトラック
との車間距離を測る場合にも、このミラーだけを見て間隔があと何㎝
あるか?という判断をしています。(↓この場合、あと30㎝くらい)

どうでしょう、皆さん分かりますか?(・ω・)
トラックのドライバー達は、常日頃から「深視力」を駆使している
からこそ、冒頭でもお話しした交差点での“ギリギリすれ違い”の
行ける行けないの判断が出来るようになるのです。
一見、簡単そうに曲がっていきますが、この時ドライバーは歩行者や
自転車の有無・内輪差の巻き込み・進入角度・前方の車との接触・
右側後方部の白線からのはみ出しなど、これだけ多くのことを確認
しながら運転しています。
機会があったら、その時のドライバーさんの顔を見てみてください。
めっちゃ色んな所をキョロキョロ見ているはずですよ(^∇^)
もし、あなたが信号待ちになった時には白線からちょっとだけ下がって
もらえると、それは大型ドライバーにとってすごく助かる“お心遣い”
なのです。
皆さまの温かいご協力をお願い申し上げます!m(_ _)m